理事長よりご挨拶

2016年新たな年が始まりました。いつも皆様のご協力とお支えのうちに保育活動が続けられておりますことを心より感謝いたします。 子育てというのは日常の事ではありますが、人が人としてしっかり育つためには、多くの知恵と、気力、体力、そして愛情が必要である事を痛感いたします。昔から人はそれを家族という共同体の中から学んでまいりました。しかし、昨今のように核家族化が進んでまいりますと、子育てのノウハウやいろんなことを社会に任せてしまう傾向が出てまいりました。それはそれで仕方ない面もありますが、本来、親がしなければならないことまで、おまかせになってしまっている傾向があることを感じます。
私は、保育も教育もおまかせではいけないと思っています。いろんな事情で、保育所にお子様を預けておられるとは思いますが、仕事を隠れ蓑にしてはいけないのです。仕事や、その他の事で忙しいからこそ、いろいろな機会を作って子供と接し、自分の子どもだけでなく、他のお子様や家族の方々と一緒に、教育・養育の話をしていただきたいのです。
聖愛保育園は、家族の果たす役割を保育の中心に据え「聖愛ファミリー“神様の愛に包まれ育つ、たくましく思いやりのある子」を保育モットーとして子育ての在り方を、保護者の皆様と共に考えていきたいと思っております。
養育の基本は家庭であり、私たちは家族の一員としてそれぞれの子どもの成長に関っていきたいと考えています。

社会福祉法人 泉カナン会 聖愛保育園
理事長 安達英行